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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻5号

1985年05月発行

文献概要

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海外文献紹介「シメチジン,喫煙と十二指腸潰瘍の再発」

著者: 土谷春仁1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.534 - P.534

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 Cimetidine, cigarette smoking, and recurrence of duodenal ulcer: Sontag S, et al (N Engl J Med 311: 689-693, 1984)

 喫煙は十二指腸潰瘍再発の重要な因子であり,禁煙はシメチジン投与よりも再発防止には重要と考えられる.シメチジン(以下C)の長期投与が十二指腸潰瘍の再発を防止しうるか否かを検討する目的で,19施設において内視鏡で治癒を確認した370人を,C200mg1日2回就寝前,C300mg1日2回,C400mg1日1回就寝前,およびplacebo(以下P)投与の4群に分け,6か月後,12か月後には全例に内視鏡検査を施行したほか,症状再発,便潜血陽性,ヘマトクリット5%以上下降,メレナのいずれかが認められたときにも内視鏡検査を行って,12か月間経過観察した.胃液酸度を含めて,各群間に有意差はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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