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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻6号

1985年06月発行

症例

Cytomegalovirus感染を伴う食道・胃潰瘍の1生検例

著者: 増田友之1 岩崎琢也1 里舘良一1 倉田毅2 及川篤3 狩野敦4

所属機関: 1岩手医科大学医学部第2病理 2東京大学医科学研究所病理 3市立水沢総合病院内科 4岩手医科大学医学部第1内科

ページ範囲:P.665 - P.669

文献概要

要旨 患者は31歳,男性.急性骨髄性白血病に罹患.制癌剤,ステロイドにより寛解状態になり,維持療法中に咽頭痛および心窩部不快感があり,内視鏡検査にて食道および胃に潰瘍を認めた.潰瘍部よりの生検組織にて食道では肉芽組織中の血管内皮細胞に,胃では腺細胞と血管内皮細胞に巨大封入体細胞が認められた.また,パラフィン切片での螢光抗体法により核内封入体ならびに細胞質内小体に一致してcytomegalovirus抗原を確認した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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