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今月の症例
10mm大の空腸平滑筋腫
著者: 牛尾恭輔1 廣田映五2
所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部 2国立がんセンター病理部
ページ範囲:P.696 - P.698
文献購入ページに移動〔本症例の見どころ〕この症例に対して,小腸X線検査は①経口簡便法+圧迫法,②二重造影法,の両方が行われている.それぞれの利点を活用して,病変の形状を描出したつもりである.その結果,術前に充実性の腫瘍で,しかも頂部に小さな浅い陥凹を伴った粘膜下腫瘍であると診断しえた.X線像と切除標本とで,所見の1対1の検討を十分に行っていただきたい.
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