文献詳細
文献概要
胃と腸ノート
X線の骨白写真
著者: 熊倉賢二
所属機関: 1慶応大学病院放射線診断部
ページ範囲:P.714 - P.714
文献購入ページに移動 十数年前の話である.偶然,私の撮った数枚のX線写真をアメリカの某社で印画紙に焼き付けてもらったことがある.俗に,脊椎陰影が白い写真を骨白写真,黒いのを骨黒写真と言っている.アメリカの写真は骨白写真,本誌の写真は骨黒写真である.
その骨白写真を見て,きれいなのに驚いた.それに,私どもの骨黒写真よりも,微細所見がよく現れている.そのとき,1枚が200ドルで,1日に3枚しか焼けないという話も聞いた.真偽は知らないが,当時は,1ドルが360円であった.
その骨白写真を見て,きれいなのに驚いた.それに,私どもの骨黒写真よりも,微細所見がよく現れている.そのとき,1枚が200ドルで,1日に3枚しか焼けないという話も聞いた.真偽は知らないが,当時は,1ドルが360円であった.
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