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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻8号

1985年08月発行

文献概要

今月の主題 大腸癌の発育・進展 主題

実体顕微鏡および臨床からみた早期大腸癌の発生・発育・進展

著者: 西沢護1 佐藤文生2 江藤和美2 牧野哲也1 古沢英紀1 松川正明3 山田聰3 狩谷淳4 間山素行4 中村恭一5

所属機関: 1東京都がん検診センター(消化器) 2熊本大学医学部第2外科 3順天堂大学医学部消化器内科 4千葉県がんセンター放射線診断部 5筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.831 - P.841

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要旨 大腸癌切除標本251例の主病変を除く大腸粘膜と,行政解剖149例の大腸粘膜を実体顕微鏡で観察し,早期大腸癌18病変,腺腫230病変を得たが,それらの病変と臨床で得られた早期大腸癌117病変より次のような結果を得た.(1)大腸癌は,腺腫の癌化より,de novo carcinomaのほうが多い.(2)早期大腸癌の発育形式は,de novo carcinomaから発育し微小のⅡbまたはⅡaから急速に深部に発育・進展するものと,腺腫が癌化し,carcinoma in adenomaの形から比較的ゆっくり進展するものとがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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