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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻8号

1985年08月発行

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海外文献紹介「Escherichia coli O157:H7関連出血性大腸炎の散発例」 フリーアクセス

著者: 伊藤克昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.866 - P.866

文献概要

 Sporadic cases of hemorrhagic colitis associated with Escherichia coli O157: H7: Remis RS, MacDonald KL, Riley LW, et al (Ann Int Med 101: 624-626, 1984)

 新たに病原菌として認識されたEscherichia coli serotype O157: H7が起炎菌と考えられる特異な出血性大腸炎症候群の集団発生が最近報告されている.報告された2度の集団発生は,同一チェーン店でのハンバーガーからの感染と推定されている.著者らは,これらの集団発生の調査後,散発例の発見を目的に全米監視体制を確立し検討を行ってきた結果,E. coli O157: H7による出血性大腸炎が散発例としても存在するため,臨床医はこれを認識し疑診例に糞便検査を迅速に施行するよう強調している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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