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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻8号

1985年08月発行

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海外文献紹介「食道の前癌状態における内視鏡」 フリーアクセス

著者: 吉井由利1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.876 - P.876

文献概要

 Endoscopy in premalignant conditions of the esophagus: Lightdale CJ (Gastrointest Endosc 30: 308-309, 1984)

 食道癌の術後5生率は,今日なお0~10%にとどまっている,病変をより限局した治癒可能な時期に発見するために,無症状の食道癌高危険群に対する内視鏡検査が望まれる.中国の食道癌高危険域において,細胞診ならびに内視鏡による定期検診によって発見された115例の早期食道癌が最近報告された.低危険域においては,前癌状態を有する高危険群に,1~2年ごとの定期的な内視鏡によるスクリーニングを適用するなら,もう少し早い治療可能な時期に食道癌が発見できるのではなかろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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