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文献概要
胃と腸ノート
食道アカラシアに対するブジー療法
著者: 伊藤克昭1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.948 - P.948
文献購入ページに移動治療法は,Fig.1に示した市販のMaloney mercury-filled tapered esophageal bougie (Pilling Co.)60 Frenchを使用し,Mandelstamらの方法(前出文献)に準じ噴門部を6回往復させた後に1分間留置した.自験例は10例で,経過観察期間平均18か月の時点の治療成績は,自覚症状のない著効例が4例,軽度のつかえ感を時々自覚するが日常生活に支障のない有効例が5例,無効例は1例であった.
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