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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻9号

1985年09月発行

文献概要

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海外文献紹介「Crohn病患者におけるリンパ腫の発生」 フリーアクセス

著者: 小林世美1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.1006 - P.1006

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 Development of lymphoma in patients with Crohn disease: Glick SN, Teplick SK, Goodman LR, et al (Radiology 153: 337-339, 1984)

 炎症性腸疾患とリンパ腫の関連は,癌との関連ほど明らかではない.しかし,原発性の大腸リンパ腫が潰瘍性大腸炎で26例報告されており,Crohn病でも13例のリンパ腫の発生が報告されている。著者らは,Crohn病で3例のリンパ腫を経験した.第1例は69歳の男性で,小腸Crohn病.十二指腸から近位小腸にかけてのlarge-cell(histiocytic)lymphomaの発生をみた.第2例は51歳の女性で,大腸Crohn病.直腸からS状結腸にかけてのlargecell(histiocytic)lymphomaの発生をみた.第3例は22歳の女性で,回腸末端から結腸にかけてのCrohn病.縦隔から鎖骨上窩にかけてのHodgkin病の発生をみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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