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文献詳細

雑誌文献

胃と腸20巻9号

1985年09月発行

症例

胃神経鞘腫の1例

著者: 岡敬二1 内田雄三1 柴田興彦1 調亟治1 姫野研三2

所属機関: 1大分医科大学第2外科 2岡病院外科

ページ範囲:P.1013 - P.1016

文献概要

要旨 患者は49歳,女性.腹部不快感を主訴として来院.胃X線検査および胃内視鏡検査では,胃前庭部大彎側に粘膜下腫瘍を認めた.胃切除術およびリンパ節廓清術を施行した.腫瘍の割面は,充実性で灰白色を呈していた.組織学的には,腫瘍は紡錘型細胞より成っていた.peroxidase-antiperoxidase immunohistochemical法により,S-100蛋白を含有するelementが明らかになった.この染色法は,Schwann cell由来の腫瘍を同定するのに有用と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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