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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻1号

1986年01月発行

文献概要

今月の症例

器種の違いによる内視鏡像:前壁Ⅱc

著者: 池田卓1 望月福治1

所属機関: 1仙台市医療センター内科

ページ範囲:P.8 - P.10

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〔切除胃肉眼所見〕患者は45歳,女性.胃体下部大彎前壁に2.6×1.2cmのⅡcが認められる.病変の境界は明瞭で,集中する粘膜ひだの先端はやせ,腫大を呈しており,陥凹内の大彎側には結節状隆起が認められる(Fig. 1 a, b).

〔病理組織学的所見〕陥凹部のうち小彎側では低分化型腺癌(Fig. 2 a, b),大彎側では中分化型腺管腺癌(Fig. 3 a, b)が主体となり,癌は粘膜層から一部粘膜下層へ浸潤している(Fig. 4).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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