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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻1号

1986年01月発行

文献概要

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海外文献紹介「非ステロイド系抗炎症剤と穿孔性消化性潰瘍」

著者: 種広健治1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.42 - P.42

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 Non-steroidal anti-inflammatory drugs and peptic ulcer perforation:Collier DSTJ1, Pain JA (Gut26:359-363, 1985)

 非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)が穿孔性潰瘍の発生に重要な役割を持つことは多くの研究が示唆している.NSAIDは胃酸分泌の抑制と細胞保護作用を持つプロスタグランディンの合成を阻害するが,その副作用は強調されすぎているきらいがあり,最近の主要な論文はNSAIDと消化性潰瘍の関連に疑問を投げかけている.また疫学的研究によると穿孔性潰瘍は減少しているというが,男性で減少し女性でむしろ増加している理由は十分説明されていない.当研究では穿孔性潰瘍の頻度とNSAIDの処方パターンの関連につきレトロスペクティブに検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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