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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻11号

1986年11月発行

今月の主題 消化性潰瘍のトピックス(2)―胃粘膜防御機構を中心に

序説

―形態学で取り上げられる―胃粘膜防御機構

著者: 大柴三郎1

所属機関: 1大阪医科大学第2内科

ページ範囲:P.1163 - P.1164

文献概要

 本誌は消化器,殊に消化管病変のX線・内視鏡像,肉眼標本・組織学的所見を中心とし,微小病変の診断を通して各種疾患の本質の探求を目的として評価され,発展してきた歴史的背景を持つユニークな月刊誌である.その華麗と言いえるすばらしい画が特徴で読者を魅了してきている.

 本誌で消化性潰瘍を主題として取り上げたことは過去に数回あり,最近では治癒判定,H2-blockerが19巻で特集されている.H2-blockerの出現は潰瘍の治療に大きな反響を呼び,かつ本剤の薬効は治療面のみならず酸分泌機序に関しても新しい展開を示した.しかし,潰瘍の治癒経過や再発をめぐって反省が求められるに至り,結果として粘膜防御機構の役割に言及せざるを得ない必然性に迫られてきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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