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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻11号

1986年11月発行

今月の主題 消化性潰瘍のトピックス(2)―胃粘膜防御機構を中心に

主題

胃粘膜血流の画像解析

著者: 佐藤信紘1 辻晋吾1

所属機関: 1大阪大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1183 - P.1187

文献概要

要旨 消化性潰瘍の発生・治癒の病態生理を解明すると共に,内視鏡による潰瘍の客観的診断法の開発を目的に,内視鏡下に粘膜血流や代謝機能を計測し,肉眼視できない粘膜微小循環系の画像化システムを開発した.ヒト胃潰瘍活動期には胃粘膜血液量分布図は潰瘍周辺で低下するパターンをとり,このパターンは治癒期には逆転し潰瘍周辺でむしろ増加した.更に近年開発された電子内視鏡を用い,リアルタイムに胃粘膜の血流機能画像を作成した.本システムは既に臨床応用を開始しており,臨床例について紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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