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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻12号

1986年12月発行

今月の主題 大腸のvillous tumor

序説

大腸のvillous tumor―臨床が知りたいこと

著者: 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院内科・消化器科

ページ範囲:P.1275 - P.1276

文献概要

villous tumorとは?

 villous adenomaという記載はよくみられるが,villous tumorという言葉はBC Morsonが「Gastrointestinal Pathology」の中で用いている以外,これを捜し出すことができなかった.Morsonの記載でもその意味がよくわからないので病理の先生に個人的に聞いてみたところ,他の臓器でもそうであるが,benignかmalignantか決めかねるときに“―tumor”として用いることがあるということであった.

 本邦の大腸癌取扱い規約によれば,大腸腺腫が①腺管腺腫tubular adenoma,②腺管絨毛腺腫tubulo-vinous adenoma,③絨毛腺腫villous adenomaと分けられていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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