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今月の主題 大腸のvillous tumor 序説
大腸のvillous tumor―病理組織学的立場から
著者: 中村恭一1
所属機関: 1筑波大学基礎医学系病理
ページ範囲:P.1277 - P.1278
文献購入ページに移動 大腸のvillous tumorが病理組織学的に問題となることは,その定義,生検組織診断,そして癌化の3点についてであろう.
villous tumorは組織学的に,上皮が粘膜筋板の直上から絨毛状に,あるいは櫛の歯状に腸管腔に突出しているという組織構造の特徴をもって,そのように呼んでいる.そしてWHOあるいは大腸癌取扱い規約では,大腸腺腫をtubular,tubulovillous,villousの3型に分類していて,それらの頻度はtubularの頻度が一番高く,その順で少なくなっている.
villous tumorは組織学的に,上皮が粘膜筋板の直上から絨毛状に,あるいは櫛の歯状に腸管腔に突出しているという組織構造の特徴をもって,そのように呼んでいる.そしてWHOあるいは大腸癌取扱い規約では,大腸腺腫をtubular,tubulovillous,villousの3型に分類していて,それらの頻度はtubularの頻度が一番高く,その順で少なくなっている.
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