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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻2号

1986年02月発行

文献概要

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書評「腹部CT診断」

著者: 蜂屋順一

所属機関: 1杏林大学

ページ範囲:P.194 - P.194

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 “画像をして語らしめよ”―画像診断のテキストの根底はやはり“画像”そのものである.一般のX線写真に比べてCT画像はコントラストが強く,印刷技術の面からは視覚的に美しいテキストに仕上げやすいものに属する.しかし,症例の選択,画像表示条件,トリミング,配置,アノテーション,解説などをどれだけ綿密に検討し手を入れるかによって出来上がりは大いに異なるものであり,配慮の行き届いた画像はそれなりの迫力を示す.

 平松,河野,黒崎,斎田の諸氏の共著による「腹部CT診断」はまずこの意味で実によくできている.新刊の本書を手にして頁を繰り,最初に感ずるのはこのことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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