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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻2号

1986年02月発行

初心者講座

早期胃癌の見つけ方(2)

著者: 八尾恒良1 渕上忠彦2

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科 2松山赤十字病院胃腸センター

ページ範囲:P.225 - P.230

文献概要

II.撮影技術-その2

(2)前庭部撮影法―再立位第1斜位

 前回,前庭部の空気少量の二重造影法と圧迫法について述べた.この2つの検査法の組み合わせで,前庭部の多くの病変は拾い上げることができる.

 前庭部の圧迫法は,本来は十分に造影剤で充盈させ,できるだけ広い範囲を丁寧に行うのが本筋である.しかし,これを早い時期に行うと造影剤の十二指腸係蹄への流出を起こし,その後の二重造影像を阻害するので,二重造影撮影前の圧迫像はいい加減な圧迫で妥協せざるを得ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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