文献詳細
今月の症例
文献概要
注腸X線像でⅡa+Ⅱc型病変が疑われたが,内視鏡像では空気量により形態の変化がみられ,色素散布では中心陥凹がはっきり描出されず扁平隆起型早期直腸癌と診断された症例である.この型の早期癌における内視鏡診断では,空気量を変えた観察が重要となる.
〔症例〕患者は68歳の女性で,特に症状はなかった.1983年7月の注腸X線検査により上行結腸憩室症と診断され,経過観察されていた.1985年7月の大腸内視鏡検査で直腸の病変が指摘され,精密検査を施行した.
〔症例〕患者は68歳の女性で,特に症状はなかった.1983年7月の注腸X線検査により上行結腸憩室症と診断され,経過観察されていた.1985年7月の大腸内視鏡検査で直腸の病変が指摘され,精密検査を施行した.
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