icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻3号

1986年03月発行

ディスカッション

本号掲載「低蛋白血症を伴った多発性胃腺型腺腫と考えられた1例」(草場通,他)について

著者: 渡辺英伸1 池園洋2 武藤徹一郎3 喜納勇4

所属機関: 1新潟大学第1病理 2久留米大学第2内科 3東京大学第1外科 4浜松医科大学第1病理

ページ範囲:P.338 - P.338

文献概要

草場 通論文への質問

新潟大学第1病理 渡辺英伸

 本例に関し,以下の点を質問いたします.

 1)小彎口側の小ポリープは中心に発赤調を有していますの,healed erosive gastritisのような組織所見が期待されますがどんな組織像でしょうか.

 2)大型のポリープも表面に発赤を有しており,浮腫状です.胃腺型腺腫がこのような肉眼型をとるのでしょうか.

 3)本例は過形成性ポリープの一亜型で,非腫瘍性の幽門腺が増殖した型,すなわち,腺増殖型の過形成性ポリープと考えてはいけないでしょうか.表層部の粘膜固有層にも,過形成性ポリープの性格がよく出ているように思うのですが.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら