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文献概要
今月の主題 Ⅱb型早期胃癌の診断 序説
Ⅱbとのつきあい
著者: 白壁彦夫1
所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.361 - P.361
文献購入ページに移動 Ⅱbに関する呼称に,純粋Ⅱb,随伴Ⅱb,類似Ⅱbがある.胃と大腸の癌では,随伴Ⅱbは切除線決定に関係する.いまのところ,常識的になっていて論争はない.食道では,はっきりとは言い切れないが,大きな意味がありそうである.胃よりも食道のほうが癌の進展が早いので,類似Ⅱbがないのかもしれない.純粋Ⅱbと類似Ⅱbの使い分けにルールがないのが,問題となっているのである.なぜなのか.
早期胃癌の肉眼分類を作ったとき,十分なⅡbの材料はなかった.ミクロの癌を経験していたにすぎない.ⅡaやⅡcは,分類をスタートさせるだけの経験例があった.ⅡaとⅡcの問の前段階だと漠然と考えていたのである.
早期胃癌の肉眼分類を作ったとき,十分なⅡbの材料はなかった.ミクロの癌を経験していたにすぎない.ⅡaやⅡcは,分類をスタートさせるだけの経験例があった.ⅡaとⅡcの問の前段階だと漠然と考えていたのである.
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