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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻4号

1986年04月発行

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海外文献紹介「上部消化管出血の非外科的治療」 フリーアクセス

著者: 亀谷章1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.402 - P.402

文献概要

 Non-surgical control of upper gastrointestinal bleeding:Ihre T(Scand J Gastroenterol(Supple) 110:105-108, 1985)

 著者は上部消化管出血に対する非外科的治療法として,内視鏡的止血法,特にレーザー光凝固法と電気凝固法の成績をreviewし,更にSomatostatinの止血効果について報告している.簡便性についてはレーザーのほうが電気凝固より優れているが,止血効果は両者とも90~95%で変わりがない.費用はレーザー装置(アルゴンレーザー,YAGレーザー)は高価(US5,000ドル)であるのに対し,電気凝固ははるかに安い.安全性はYAGレーザーでは穿孔の危険性は低いといえどもありうる.アルゴンレーザーとbipolar electrodeはより安全である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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