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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻4号

1986年04月発行

文献概要

今月の主題 Ⅱb型早期胃癌の診断 主題症例

色素内視鏡により発見されたⅡb型早期胃癌の1例

著者: 磨伊正義1 竹内功2

所属機関: 1金沢大学がん研究所外科 2竹内病院

ページ範囲:P.423 - P.426

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はじめに

 胃診断学が確立すると共に,胃癌もできるだけ小さい状態で発見しようという試みが多くの人によりなされてきたが,内視鏡検査や生検がルーチン化してきた今日,決して至難のわざではなくなってきた.しかしⅡb型早期胃癌は肉眼形態的な変化に乏しく,通常の内視鏡検査のみではその把握は極めて困難である.そこで筆者らは色素法の併用,すなわちインジゴカルミン(IC)コントラスト法およびメチレンブルー(MB)染色法を同時併用することによりⅡb型早期胃癌を発見しえたので,その1例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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