icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻7号

1986年07月発行

文献概要

今月の主題 膵の囊胞性疾患―その診断の進歩 主題

膵の囊胞性疾患の分類と背景病変

著者: 高木国夫1 大橋一郎1 太田博俊1 堀雅晴1 竹腰隆男2 大橋計彦2 丸山雅一2 村上義史2 加藤洋3 柳沢昭夫3

所属機関: 1癌研究会附属病院外科 2癌研究会附属病院内科 3癌研究会附属病院病理

ページ範囲:P.711 - P.725

文献購入ページに移動
要旨 近年進歩した画像診断により膵の囊胞性病変が多く見出されている.かかる囊胞性病変について,過去8年間に経験した症例を,良性病変,cystadenoma,cystadenocarcinoma,粘液産生癌および癌による二次的囊胞病変に分類して検討した.特にcystadenomaについて,従来認められているものに主膵管との交通を有し,異型を示すductectatic typeを加えて検討した.膵の囊胞性病変について,肉眼形態と共に主膵管との関連を検討することが診断と共に背景病変を知るうえに重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?