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書評「標準外科学アトラス」
著者: 長尾房大1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学
ページ範囲:P.798 - P.798
文献購入ページに移動 このたび,待望の「標準外科学アトラス」版が上梓された.「標準外科学」の姉妹版である.「標準外科学」を外科学の図書館とでもたとえるなら,本書は,さしずめ外科学の標本館とでも言うことができよう.
およそ1年前,「標準外科学」第4版が出された折,その序の中で,目覚ましい各種の画像診断の進歩に伴って,学生諸君の要望に応えるべく,標準外科学のアトラス版を作成することが約束されていた.むろん,アイディアはしばらく前からあったのであろうが,それにしてもスピィーディーな完成である.手にとってみると「標準外科学」と同様,ベッドサイドへも持ち込めるようにとの配慮があり,ノート的感覚が生きている.執筆者は「標準外科学」とほぼ同じく,それぞれの領域での大家で,新進気鋭の方々ばかりであり,常日ごろ,ベッドサイドでの直接の経験から生まれた画像所見の解釈が,リアルになされている点,至る所で口につく.
およそ1年前,「標準外科学」第4版が出された折,その序の中で,目覚ましい各種の画像診断の進歩に伴って,学生諸君の要望に応えるべく,標準外科学のアトラス版を作成することが約束されていた.むろん,アイディアはしばらく前からあったのであろうが,それにしてもスピィーディーな完成である.手にとってみると「標準外科学」と同様,ベッドサイドへも持ち込めるようにとの配慮があり,ノート的感覚が生きている.執筆者は「標準外科学」とほぼ同じく,それぞれの領域での大家で,新進気鋭の方々ばかりであり,常日ごろ,ベッドサイドでの直接の経験から生まれた画像所見の解釈が,リアルになされている点,至る所で口につく.
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