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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻8号

1986年08月発行

文献概要

今月の主題 胃癌肉眼分類の問題点―進行癌を中心として 主題

胃癌肉眼分類の問題点―肉眼診断の立場から

著者: 渡辺英伸1 岩渕三哉1 石原法子1 本山悌一1 佐々木亮1 人見次郎1

所属機関: 1新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.851 - P.860

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要旨 わが国では,進行胃癌は肉眼的に,1型,2型,3型,4型(以上Borrmann分類に準ずる)と5型の癌に分類され,この分類法が1962年より正式に用いられてきた.しかし,各型の具体的な肉眼記述が不足であるために,またBorrmann分類の記述の不明確さとその解釈の違いのために,肉眼型の判定に混乱が生じているのが現状である.本稿では,進行胃癌の肉眼型を腫瘍の表面形態から分類するという基本姿勢に立って,粘膜面からみた病変の高低と胃壁内での発育・進展様式との2点から,進行胃癌の肉眼分類を行った.その結果,Table4のように分類された.そして,各々の肉眼型の判定法やできるだけ具体的な説明を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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