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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻8号

1986年08月発行

今月の主題 胃癌肉眼分類の問題点―進行癌を中心として

座談会

胃癌肉眼分類の再検討

著者: 西満正1 岡島邦雄2 丸山雅一3 吉田茂昭4 中村恭一5 渡辺英伸6 市川平三郎7

所属機関: 1癌研究所外科 2大阪医科大学一般・消化器外科 3癌研究所内科 4国立がんセンター内科 5筑波大学病理 6新潟大学第1病理 7国立がんセンター病院

ページ範囲:P.884 - P.897

文献概要

 市川(司会) そもそも“胃癌肉眼分類の再検討”というテーマで座談会をすることになった理由は,先ごろ第44回胃癌研究会を大阪でやったときに当番世話人の岡島先生が,“5型胃癌の問題点”という主題を取り上げられ,問題点をいろいろ議論した中で,多くの施設で一体どういうものを5型に入れているのかを見てみると,意外に症例が多いのみならず,施設によって違いますが,60~90%はいわゆる早期胃癌類似の進行癌というものを入れている.しかも,施設によっては何百例もそういう例を“5型胃癌”,つまり分類不能という形で取り扱っている場合がある.これはどうも不合理である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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