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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻9号

1986年09月発行

文献概要

今月の主題 潰瘍性大腸炎と大腸癌 座談会

潰瘍性大腸炎と大腸癌

著者: 小西文雄1 北野厚生2 樋渡信夫3 藤盛孝博4 渡辺英伸5 岩下明徳6 喜納勇7

所属機関: 1東京大学第1外科 2大阪市立大学第3内科 3東北大学第3内科 4田畑胃腸病院内科 5新潟大学第1病理 6松山赤十字病院病理 7浜松医科大学第1病理

ページ範囲:P.1002 - P.1014

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 喜納 本日は皆さんお忙しいところをお集まりいただきありがとうございました.今回のテーマは“潰瘍性大腸炎と大腸癌”ということです.潰瘍性大腸炎を以下UCと略します.ご存じのとおり,最近は日本でもUCに対してはあまり手術をしなくなって,内科的治療をやって長い間followupする傾向が出ております.したがって,最近は手術例が少なくて,むしろ,生検が主になってきました.そうすると,大腸癌が発生する可能性があるわけです.今年の春の消化器病学会で“炎症性腸疾患と癌”というワークショップのときも,各施設から症例が提示され,ぼつぼつ症例が現れ出したということは確かだと思います.しかし,外国ほどたくさんはないということもまた事実だろうと思います.

 今日は,皆さんがどのぐらい症例をお持ちなのか,初めにお聞きしたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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