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文献詳細

雑誌文献

胃と腸21巻9号

1986年09月発行

文献概要

症例

Peutz-Jeghers症候群と考えられる十二指腸過誤腫の1例

著者: 牛島聡1 中川正昭1 金定基1 清原薫1 石田一樹1 皆川真樹1 北川晋1 瀬川安雄1 林守源2

所属機関: 1石川県立中央病院消化器外科 2石川県立中央病院病理

ページ範囲:P.1027 - P.1030

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要旨 患者は46歳男性でげっぷを主訴として来院.胃X線検査および胃内視鏡にて十二指腸下行脚に山田Ⅳ型ポリープを指摘されGIF T2にて内視鏡的ポリペクトミーを行った.腫瘤は頭部1.5×2×2cm,茎部1cm長の有茎性ポリープで表面分葉しゴツゴツしていた.組織学的には樹枝状に分枝する粘膜筋板の増殖を主体とし,全く異型を認めない小腸粘膜で覆われ過誤腫と診断された.本症例は皮膚粘膜に色素沈着を認めず,ポリープ,色素沈着の家族歴も認められないが,Gannonらの言う不完全型Peutz-Jeghers症候群と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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