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今月の症例
Ⅲ型早期胃癌―微小sm癌
著者: 清水宏1 加来幸生1
所属機関: 1癌研究会付属病院内科
ページ範囲:P.8 - P.10
文献購入ページに移動〔症例〕56歳男性.体上部の接吻潰瘍に対して経過観察を行っていた症例である.体上部前壁の潰瘍から2回目の生検で癌が証明された.また,この潰瘍病変とは別に体中部前壁小彎寄りにⅡcが発見されている.ところが体上部前壁の病変に対する入院後のX線・内視鏡検査では悪性所見が乏しく,しかも同病変に対してその後3回の生検を行ったがいずれも癌は陰性であった.
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