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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻1号

1987年01月発行

文献概要

今月の主題 電子スコープの現況 座談会

電子スコープの現況と展望

著者: 木村健1 丸山雅一2 佐藤信紘3 山口勝通4 芳野純治5 川井啓市6 岡崎幸紀7

所属機関: 1自治医科大学消化器内科 2癌研究所附属病院内科 3大阪大学第1内科 4京都五条病院消化器内科 5名古屋大学第2内科 6京都府立医科大学公衆衛生 7山口大学第1内科

ページ範囲:P.58 - P.71

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 川井(司会) 電子スコープが最初に世の中に出たのは1983年ですが,これはニューヨークで開かれましたDigestive Disease Weekのときに発表されたものだと思います.それから日本で開発・発表されたのが1985年になってからです.しかしCCDというチップを使って内視鏡に応用できるという可能性が指摘されたのは,1980年前から既にあったようです.

 この開発の歴史をみますと,ファイバースコープの開発の歴史に非常に似てます.ファイバースコープが開発されたのは1957年だったと思いますが,アメリカのHirschowitzと一緒に物理学者であるカパニーが,ワシントンの第1回世界内視鏡学会のとき出品されたと聞いています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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