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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻10号

1987年10月発行

今月の主題 胃のDieulafoy潰瘍

主題

臨床からみたDieulafoy潰瘍―治療を中心として

著者: 平尾雅紀1 畠山広巳1 石後岡正弘1 安達哲夫1 浅沼建樹1 升田和比古1 山口修史2 仲紘嗣3 中村正樹4 上野秀雄5

所属機関: 1北海道勤医協中央病院 2北海道勤医協札幌病院 3北海道勤医協西区病院 4代々木病院 5東京健生病院

ページ範囲:P.1143 - P.1151

文献概要

要旨 出血性胃潰瘍により緊急手術で胃切除され病理組織学的検討が可能であった34例のうちDieulafoy潰瘍は5例14.7%であり,全例軽快治癒した.また出血性胃潰瘍に対して,5施設において内視鏡的HSE局注療法が施行された370例のうち,内視鏡所見よりDieulafoy潰瘍と診断されたのは40例10.8%であり,その永久止血効果は38例95%である.以上よりDieulafoy潰瘍は外科的緊急手術をせずに,内視鏡的治療法により十分に止血治癒できる疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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