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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻10号

1987年10月発行

文献概要

今月の主題 胃のDieulafoy潰瘍 座談会

胃のDieulafoy潰瘍

著者: 桑原紀之1 多田正弘2 柴田好3 吉田行雄4 池田耕5 喜納勇6

所属機関: 1順天堂大学・第1病理 2山口大学・第1内科 3旭川医科大学・第3内科 4自治医科大学・消化器内科 5池田胃腸外科クリニック 6浜松医科大学・第1病理

ページ範囲:P.1192 - P.1206

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 喜納(司会) 今日は胃のDieulafoy潰瘍について皆様からお話をお伺いするのですが,このDieulafoy潰瘍に関しては,ご存じのとおり「臨床外科」の39巻(1984年)に連載の形で,当時東大の第1外科におられた島津久明先生(現鹿児島大学教授)が非常によく訳されています.この原著によりますと,Dieulafoyは7例-7例といっても自験例は3例で,あとの4例は他の人の症例ですが,自験例3例を,しかも非常によく調べています.現在の水準でも十分と思われるぐらい,血管の走行まで調べてあるわけです.ですから大変いい文献だと思いますが,このDieulafoyの論文に則ってわれわれはDieulafoy潰瘍という言葉を使っているわけです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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