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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻11号

1987年11月発行

文献概要

今月の主題 消化管のアミロイドーシス(1) 主題

胃・十二指腸アミロイドーシスのX線・内視鏡診断

著者: 竹本忠良1 福本陽平1

所属機関: 1山口大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1247 - P.1255

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要旨 これまでに,われわれの経験した全身性アミロイドーシスのうち,胃・十二指腸にアミロイドの沈着がみられた8症例を対象として,X線・内視鏡検査における胃・十二指腸の特徴的所見を調べた.また,生検および剖検組織標本におけるアミロイドの沈着程度から,X線・内視鏡像に反映される所見についても検索を行った.更に,わが国の文献から胃・十二指腸アミロイドーシスの30症例を収集し,自験例8症例を加えた38例より,日本人の胃・十二指腸アミロイドーシスのX線・内視鏡検査所見を検討した.その結果,本疾患にのみ出現する特徴的所見というものは存在しなかったが,アミロイドの沈着の程度に応じて消化管の壁や粘膜に何らかの変化が認められた.これらの所見はX線所見よりも,内視鏡所見のほうに多く認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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