文献詳細
文献概要
Coffee Break
新幹線の効用
著者: 長与健夫12
所属機関: 1愛知県健康づくり振興事業団 2愛知県がんセンター
ページ範囲:P.1376 - P.1376
文献購入ページに移動 東京に住んでいる人はあまり意識していないかもしれないが,われわれ地方に住んでいる者は,やれ学会だ研究会だ,やれ班会議だ打ち合わせ会だと,月に数度にも及んで上京することがあり,その都度新幹線を利用する.その車中にいる時間は年間に通算してみると,少ない人でも十数時間,多い人だと優に百時間を越えるであろう.いささか誇張して言えば,この時間はわれわれの日常生活の五分の一から十分の一にも相当する.京都,大阪や仙台,新潟の人でも東京往復の日帰り旅行はしばしばであろうし,九州,北海道の人でも飛行機を使えば日帰りも十分可能な昨今である.
よく東京の人は“遠くからお出でいただいて恐縮です”“お疲れでしょう”と相手の気持を察するように言われるが,名古屋に住む私にとって,それが必ずしもそうではない.
よく東京の人は“遠くからお出でいただいて恐縮です”“お疲れでしょう”と相手の気持を察するように言われるが,名古屋に住む私にとって,それが必ずしもそうではない.
掲載誌情報