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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻3号

1987年03月発行

文献概要

初心者講座 大腸検査法・3

X線検査―撮り方・読み方―(1)初回検査をどう撮るか

著者: 杉野吉則1 今井裕1 熊倉賢二1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部放射線診断部

ページ範囲:P.355 - P.358

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 まず,注腸の良いX線写真が撮れるかどうかは,前処置の良否にかかっていると言ってもよい.それとX線装置の性能も必要条件である.

 ルーチンの検査法について,筆者らは研修医に対して,2段階に分けて教育している.第1段階は,全大腸を盲点なく二重造影像として撮影すること,第2段階は,検査中に透視を活用して,造影剤の流れを前壁側と後壁側に分けて観察して,微細な病変を探したり,存在診断だけでなく質的な診断までできるような写真を撮ることである.ここでは,主として第1段階について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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