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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻5号

1987年05月発行

文献概要

今月の主題 胆囊癌の診断―発育進展を中心に 主題

胆囊癌診断の現況と問題点―臨床総合診断の立場から

著者: 岡村毅与志1 北沢俊治1 柴田好1 並木正義1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.523 - P.533

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要旨 過去8年間に当科および関連施設で経験した胆囊癌30例をもとに,胆囊癌診断の現況と問題点を指摘した.癌の深達度別,切除可能別に臨床症状の特徴を述べた.US,CT,胆道造影所見に基づいて,各々の型分類を行い進展度診断を行った.手術または剖検所見に基づいて最終診断がなされたがresectabilityと進展度診断との関連性について詳細に検討した.同時に将来の展望についても言及した.胆囊癌の早期診断のためには,2つのアプローチ,その1つはEUS,PTCCSなどの精密検査法の手技の確立と,ほかの1つは超音波集検体制の確立が必須であり,とりわけ後者の重要性を強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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