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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻5号

1987年05月発行

文献概要

今月の主題 胆囊癌の診断―発育進展を中心に 主題症例 臨床経過を観察された胆囊癌症例

検診で見つかり経過観察を行った早期胆囊癌の1例

著者: 山田耕三1 前田一郎1 志賀俊明1 西沢護1 前田純子2

所属機関: 1東京都がん検診センター 2富士銀行健康管理センター

ページ範囲:P.561 - P.565

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要旨 職域の腹部超音波検診で,長径10.4mmの胆囊隆起性病変を認めた.約3か月後に経過観察を行ったところ,腫瘍の長径は16.3mmに増大し,更に手術時には17.2mmとなっていたが,早期癌にとどまった胆囊癌の1例を報告した.腹部超音波所見と病理組織学的所見より,腫瘍の発育速度を検討したところ,doubling time(DT)は59.9~143.9日であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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