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文献概要
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海外文献紹介「潰瘍性大腸炎における喫煙と腸粘液」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.596 - P.596
文献購入ページに移動 Smoking and colonic mucus in ulcerative colitis: Cope GF, Heatley RV, Keller J (Br Med J 293: 481, 1986)
潰瘍性大腸炎の患者は非喫煙傾向が強い.そこで喫煙が潰瘍性大腸炎に対して防御的に働く可能性が示唆されてきた.また,潰瘍性大腸炎の場合の腸粘液は質的にも量的にも異常であると言われている.喫煙が及ぼす局所効果もさることながら,全身的効果により粘液の過分泌と変化を起こすことが知られている.そこで著者らは潰瘍性大腸炎の患者で腸粘液の産生と喫煙の関連について研究した.
潰瘍性大腸炎の患者は非喫煙傾向が強い.そこで喫煙が潰瘍性大腸炎に対して防御的に働く可能性が示唆されてきた.また,潰瘍性大腸炎の場合の腸粘液は質的にも量的にも異常であると言われている.喫煙が及ぼす局所効果もさることながら,全身的効果により粘液の過分泌と変化を起こすことが知られている.そこで著者らは潰瘍性大腸炎の患者で腸粘液の産生と喫煙の関連について研究した.
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