文献詳細
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文献概要
本書はイギリスで出版された「Complication of Surgery in General」の翻訳で,ショックや術後合併症の権威である防衛大学校外科の玉熊正悦教授が監訳されている.約200頁の手頃な本である.
言うまでもなく外科医にとって術後合併症ほど心の痛むものはない.長時間かけた手術が水泡に帰すばかりでなく,ときには手術が患者の死を早める結果を招くことさえ起こりうる.したがって外科医を志す者は手術を習得すると共に術後合併症についても十分学んでおかなければならない.すなわち,術後に発生しうる合併症についての症状,診断,予防,治療など外科研修医が知っておきたいことや経験しておきたいことは多いのである.
言うまでもなく外科医にとって術後合併症ほど心の痛むものはない.長時間かけた手術が水泡に帰すばかりでなく,ときには手術が患者の死を早める結果を招くことさえ起こりうる.したがって外科医を志す者は手術を習得すると共に術後合併症についても十分学んでおかなければならない.すなわち,術後に発生しうる合併症についての症状,診断,予防,治療など外科研修医が知っておきたいことや経験しておきたいことは多いのである.
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