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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻6号

1987年06月発行

文献概要

今月の主題 胃の腺腫とは―現状と問題点 座談会

胃の腺腫とは何か

著者: 牛尾恭輔1 山家泰2 石黒信吾3 喜納勇4 斉藤建5 丸山雅一6 望月孝規

所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部 2宮城県対がん協会検診センター 3大阪成人病センター病理 4浜松医科大学第1病理 5自治医科大学病理 6癌研究会付属病院内科

ページ範囲:P.710 - P.727

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 望月(司会) 今日は“胃の腺腫”について皆さんにお話を伺います.大腸においては腺腫という概念が確立していて,その取り扱いも決まっています.ところが,胃においては,具体的にどういうものを腺腫と言ったらいいか,あるいは,いままでいろいろな形で言われてきたものを整理し直して,ここで腺腫という概念を作ったほうがいいのか,作らないほうがいいのか,という問題があります.

 これは病理組織学の問題であると共に,臨床の医師にとっても大切な問題で,そういう病変を病理の医師がどういうふうに診断し,それを受けて立つ臨床の方々が,その診断をどういうふうに判断し,あるいはその病変をどういうふうに治療するかという大切な問題があります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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