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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻7号

1987年07月発行

文献概要

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海外文献紹介「キャンピロバクター・ピロリジィス胃炎:Ⅰ同菌の増殖ならびに胃炎のマーカーとしてのウレアーゼの検出」

著者: 多賀須幸男1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.842 - P.842

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 Campylobacter pyloridis gastritis Ⅰ: Detection of urease as a marker of bacterial colonization and gastritis: Hazell SL, Borody TJ, et al (Am J Gastroent 82: 292-296, 1987)

 キャンピロバクター・ピロリジィス(CP)は,他の細菌には類をみない強力なウレアーゼ活性を有する.これをマーカーとして用いることにより,CPの簡易で迅速な検出法を試みた.尿素をフェノールレッドおよび細胞増殖を防ぐために少量の窒化ナトリウムを加えたpH6.5リン酸バッファーに溶解し,その50mlを微量測定トレイのウエルに入れておく.生検胃粘膜片を直ちにそのウエル内に入れて,スコッチテープで表面を覆う.ウレアーゼが存在すればアンモニアが産生され,指示薬は濃いピンク色となる.1晩放置しても呈色しないものを陰性とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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