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文献詳細

雑誌文献

胃と腸22巻7号

1987年07月発行

今月の主題 腸結核と癌

主題症例

腸結核瘢痕に合併した大腸癌の1例

著者: 岩越一彦1 平田一郎1 大柴三郎1

所属機関: 1大阪医科大学第2内科

ページ範囲:P.843 - P.846

文献概要

要旨 患者は69歳,女性で左頸部リンパ節腫大を認め,生検の結果は腺癌であった.原発巣の検索のために行った注腸検査にて右半結腸に腸結核の瘢痕像がみられた.また,肝彎曲部には不整形の陥凹を伴う狭窄を認めた.大腸内視鏡検査にて同部位に易出血性の潰瘍性病変があり,生検結果は腺癌であった.周辺粘膜は潰瘍瘢痕を伴う粘膜萎縮帯がみられ大腸結核の瘢痕と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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