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今月の症例
伸展良好なlinitis plastica型胃癌
著者: 清水宏1 武本憲重1 馬場保昌1 丸山雅一1 柳澤昭夫2
所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院研究所病理
ページ範囲:P.876 - P.878
文献購入ページに移動〔ルーチン胃X線所見(遠隔操作テレビ)〕(手術前約3か月)立位充盈像(Fig. 1)では,体下部小彎に小規模な陰影欠損および胃角のし開を認めるが胃壁の伸展はほぼ良好である.二重造影像(Fig. 2)では体下部小彎後壁に,わずかに不規則な円形のニッシェ(φ25mm)が認められる.ニッシェ周囲にⅡcを思わせるはみ出し様陰影は明らかでない.立位圧迫像(Fig. 3)では,ニッシェ周囲に透亮像が認められるが均一でない.
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