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今月の主題 陥凹型早期大腸癌 主題症例をみて
陥凹型早期大腸癌:主題症例を見て―陥凹型早期大腸癌の特徴および意義
著者: 長廻紘1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター
ページ範囲:P.955 - P.958
文献購入ページに移動 大腸には陥凹型の早期癌はないと信じられてきた.実際に診断されたもの(切除標本で偶然に見つかったものも含めて)がなかったことと,理論的に,胃と異なり消化液の作用がないことが相まって,そう信じられてきた.ごくまれに報告例はあったが特殊なもの(未分化癌,ポリポーシス症例)であり,陥凹型早期癌は大腸にはないという総論に抵触するものではない,とされてきた.
ところが数年前から風の便りにどこそこにⅡc型の大腸早期癌があるそうだ,という話が少しずつ伝わってくるようになった.いったんあるとなると,皆が必死で発見しようとするので,たちまちのうちに相当数診断されるようになってきた.
ところが数年前から風の便りにどこそこにⅡc型の大腸早期癌があるそうだ,という話が少しずつ伝わってくるようになった.いったんあるとなると,皆が必死で発見しようとするので,たちまちのうちに相当数診断されるようになってきた.
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