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今月の主題 陥凹型早期大腸癌 主題症例をみて
陥凹型早期大腸癌:主題症例を見て
著者: 武藤徹一郎1
所属機関: 1東京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.959 - P.960
文献購入ページに移動 驚くべき時代になったものである.10年前に,大腸にもこのような陥凹型早期癌が確実に存在すると誰が予想できたであろうか.その病変が術前に発見されていることが素晴らしく,発見者に拍手を送りたい.
報告例をみるかぎりでは,この種の病変の発見には内視鏡検査が有利であり,異常な発赤が診断のポイントのように思われる.内視鏡像が極めて類似しているのも,発表されている病変が同じ範疇に属することを裏付けている.微小浸潤例を除くsm癌は隆起の所見が著明で,鉗子で触れれば硬度がわかるはずであり,予測はつけられるであろう.
報告例をみるかぎりでは,この種の病変の発見には内視鏡検査が有利であり,異常な発赤が診断のポイントのように思われる.内視鏡像が極めて類似しているのも,発表されている病変が同じ範疇に属することを裏付けている.微小浸潤例を除くsm癌は隆起の所見が著明で,鉗子で触れれば硬度がわかるはずであり,予測はつけられるであろう.
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