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海外文献紹介「十二指腸潰瘍患者の近位十二指腸粘膜重炭酸分泌の低下」
著者: 土谷春仁1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.987 - P.987
文献購入ページに移動 Impaired proximal duodenal mucosal bicarbonate secretion in patients with duodenal ulcer: Isenberg JI, et al (N Engl J Med 316: 357-362, 1987)
十二指腸潰瘍(DU)患者の大部分では,近位十二指腸の重炭酸分泌が基礎状態および十二指腸の塩酸注入刺激時において低下していると考えられる.健康対照群16人〔男11女5,平均37(24~63)歳〕およびDUの外来患者14人〔男10女4,平均49(24~70)歳〕の両群で,double baloon tubeを用いて近位(球部)および遠位(第3部)の各々4cmのsegmentを分離し,重炭酸分泌を測定した.
十二指腸潰瘍(DU)患者の大部分では,近位十二指腸の重炭酸分泌が基礎状態および十二指腸の塩酸注入刺激時において低下していると考えられる.健康対照群16人〔男11女5,平均37(24~63)歳〕およびDUの外来患者14人〔男10女4,平均49(24~70)歳〕の両群で,double baloon tubeを用いて近位(球部)および遠位(第3部)の各々4cmのsegmentを分離し,重炭酸分泌を測定した.
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