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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻1号

1988年01月発行

今月の主題 X線・内視鏡所見と切除標本・病理所見との対比(胃)

主題

胃X線所見と切除標本所見との対比―特にCR法による対比

著者: 山田達哉1 水口安則1 縄野繁1 石川勉1 村松幸男1 高安賢一1 森山紀之1 牛尾恭輔1 松江寛人1 板橋正幸2 廣田映五2

所属機関: 1国立がんセンター病院放射線診断部 2国立がんセンター病院研究所病理部

ページ範囲:P.35 - P.42

文献概要

要旨 近年開発されたデジタルラジオグラフィーであるcomputed radiography(CR法)を使用して,切除標本,従来法とCR法のX線写真の三者が十分に検討可能であった17例の早期胃癌を対象に切除標本とX線所見との対比を行った.特に従来法とCR法両者のX線写真の比較検討を行った.従来法と比較してCR法ではコンピューターによる階調処理や周波数処理を行うため,癌巣の境界部,内部の顆粒像,隆起表面の性状や周囲非癌粘膜における胃小区像など,切除標本における肉眼所見の描出に優れていた.今後,コンピューターによる画像処理の改良によりⅡb病変の診断が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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