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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻10号

1988年10月発行

今月の主題 十二指腸乳頭部癌

座談会

十二指腸乳頭部癌

著者: 富士匡1 藤田直孝2 森井健3 村島義男4 池田靖洋5 中澤三郎6

所属機関: 1山口大学・第1内科 2仙台市医療センター消化器内科 3大阪がん予防検診センター 4札幌厚生病院 5福岡大学・第1外科 6名古屋大学・第2内科

ページ範囲:P.1118 - P.1132

文献概要

 中澤(司会) 本日はご多忙のところを全国各地からご参集いただき,ありがとうございます.今日のテーマは十二指腸乳頭部癌です.日頃の先生方の臨床のご経験を気楽にお話しいただければありがたいと思います.

 乳頭部につきましては,既にご承知のように,肝,胆,膵の発生母地と言うか,その中心にあるわけで,そこはたかだか1~2cmの小さい臓器でありながら,相当強力な括約筋を持っているというところに特異的な作用があると思いますし,せいぜい1mmにも満たないような内腔から1日に1l,2lという相当大量の体液が出てくるというあたりも,生体の中では特異的な位置に当たるわけです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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