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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻11号

1988年11月発行

今月の主題 食道癌の発育進展―逆追跡症例を中心に

主題症例

X線像による逆追跡の検討が可能であった食道表在癌の1例

著者: 服部了司1

所属機関: 1服部胃腸科

ページ範囲:P.1249 - P.1252

文献概要

要旨 66歳の男性.1980年初旬,食思不振,腹部膨満感を主訴として来院し,血液生化学検査および上部消化管X線検査などが行われ,慢性胃炎および慢性肝炎とされた.初回検査より4年3か月後の1984年11月7日,肝機能悪化を機に行われた第2回上部消化管X線検査により中部食道に27×16mmの表在型食道癌が発見された.1984年12月13日に行われた第3回食道精密X線検査のX線写真から逆追跡したところ,4年3か月前に同じ部位に粘膜のわずかな腫大を示した症例を経験したので報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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